敷石、飛び石、リフォームシミュレーションにも使える写真合成ソフト「カタリノ」
2017年1月23日（月）1:00
 | ある造園屋さんでCADと積算ソフトを導入して頂き お見積り作成のお手伝いをしました。 何と石の単価をみてびっくり 「石なんて河原に沢山転がっているのに、こんなに高いのですか？」と尋ねると 「昔は河原の石は使い放題だったが今は駄目」。 「それでも自分がこの石は幾らだと言えばその値段になる」。 「それだけ良い庭を造って来たと言う事だ」。とにこやかに言われました。 これを聞いて、和風のお庭は信用がお値段を決める世界だと思いました。 |
お庭と敷石、飛び石
 | 和風庭園で敷石や飛び石は、お庭を構成する重要な素材ですが その目的と言えば、来客された客人の足元への気配りとされています。 歩行の際に泥や雨などで着物の裾が汚れないように配置された様です。 和風庭園を得意とするお客様のフェースブックを見せて頂くと 雨上がりの濡れた石を上手に撮影しています。 打ち水されるとお庭の雰囲気が一変しますね 水にはその石を清める意味も有ると言われますが 敷石、置石がしっとり濡れると情緒が有ると言いましょうか 艶ぽい色彩が一段とお庭を引き立てます。 石の撮影では水打ちは基本なのかもしれません。 敷石の有る風景でイメージするのはお寺とか、古民家などの古い伝統の有る 建物で良く見るような気がします。 昔ながらの手作り感が良い味をだしています。 昔の石は、手彫りで作られている為、石の目に沿って削り出され 手彫り独特の凸凹感が自然な風合いを演出しています。 本物の敷石を並べるのは、重量も有るので大変な作業だと思いますが それだけに完成した敷石には手間暇掛けただけの高級感を感じさせますね。 |
エクステリアで使われる敷石、飛び石
 | エクステリアと呼ばれる一般的なお庭でも敷石、飛び石は良く使われます。 最近のエクステリアで使用される敷石はほとんどが輸入品で 機械で切り出し加工されていてどれを見ても同じ金太郎飴の様です。 中には、石ではなくコンクリートの上に石の印刷の様な手法も有り 大量生産でコストを下げた商品がネット上に氾濫しています。 ユーザーからすると選択肢が増え、コストカットも出来るので良い事だと 思いますが 昔の様に手間暇掛けた手仕事が少ない事に一抹の寂しさも感じます。 手間暇＝時間が掛かると言う事なので 伝統を残すにはお金が掛かると実感しました。 |
敷石シミュレーション
 | 敷石300×300×13 3Ｋｇ これを実際に並べて確認するとなると結構重労働ですね。 それも購入後だとイメージが違うので別の石でとは行きません。 やはり、事前に確認したいと思いませんか？ こんな時、写真合成シミュレーション「カタリノ」がお役に立てます。 様々な石の写真を登録しておく事で、写真の様な敷石をシミュレーションが出来ます。 写真なので石の質感なども実物と同じ様に表現出来ます。 石の彩度や光度調整も出来ますので、奥は暗い感じで手前ほど明るく調整も出来ます。 現場の写真さえ有れば、30分余りでプランニングから見積もりまで出来ます。 手間暇を掛けない仕事なので、コストが安く抑えられる処が皮肉ですね。 それでもソフト開発では手間暇掛けて子供の様に育てたソフトです。 良く働いてくれるソフトだと思います。 カタリノ詳細はこちらへ |
まとめ
 | CADの世界でも写真の様なパースが当たり前の様に描かれる様になりました。 しかし、いくらリアルに描いてもそこに置かれた石は単にテクスチャが貼られた 物に過ぎません。 写真合成ソフトの場合、本当に使用する石の写真を登録出来ますので 樹木の植え替えとか、石の並び替えリフォームなど 実際に現実に有る自然な商材を登録出来るのがメリットです。 写真コンテンツの活用の仕方はアイデア次第で無限だと思います。 一度、無料版が有りますので使ってみて下さい。 「カタリノ」無料版ダウンロードサイトはこちら |
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